昨今の異常気象により、夏場の最高気温は軽く体温を超えることが多くなって来ました。
そのような中、小中学校ではクーラーの設置の要望が数多く保護者から求められています。
教室だけではなく、体育館などのスポーツ施設でも室温の高さは限界を超えており、施設内に温度計と湿度計を備え、一定値を超えると使用禁止となる施設も多く存在します。
また、夏休み中のプールが水温が高くなり過ぎた為に中止になったことに、多くの方は驚きを隠せませんでした。
公立の小中学校では、この夏の暑さにより、緊急の予算措置を行なって設置を決めた市町村も多いようですが、財政難によりまだまだ設置ができない所も多くあります。
元々、公立の学校では、窓の面積を一定以上広くすることが義務付けられており、その事が教室内の室温を、より高温にしていると考えられます。
今後はクーラーの設置に伴い、陽射しをどのように遮断するか、ということも検討事項として上がってくると考えられます。
そして、電気代の問題も発生することから、学校施設における太陽光パネルの設置なども多くなってくるはずです。
秋には台風が来て、休校となることが多くなることを考えれば、クーラーを早く設置して、夏休みを短縮し、授業数を確保することも考えなければいけなくなるでしょう。
いずれにせよ、子供達の教育環境を整えることは、喫緊の課題となっています。